今回は、「あふでめいく」でっす。
あふからjava,VCプロジェクト,WDKのメイク(ビルド)を可能にするツールです。
個人的にはかなり使えると思うんだけど、いらない人はいらないツール・・・かな。
(WDKなんてあまり使う人いないよね・・・→自分用)
仕組みは、あふからckw経由で各コンパイラに対応したbatファイルを起動し、
生成されたビルドログをafxmake.exeを使ってあふのメニューファイルに変換し、
あふでそれを表示するという感じです。
さらにメニューを選択すると設定したエディターでエラー箇所を表示します。
まずは、afxmake.exeの仕様から。
仕様)
・afxmake書式
afxmake.exe [java|vc] ビルドログ あふのメニュー表示キー
java: java用のビルドログを指定する場合
vc: vcprojやWDMのビルドログを指定する場合
・afxmakeが生成するあふメニューファイル
あふのカレントディレクトリに".afxmake"と".afxmakew"を生成します。
.afxmake : エラーメニュー(最初にこれが表示されます)
.afxmakew : ワーニングメニュー。.afxmakeで"warning list"を選択すると表示されます。
・あふショートカットキー
SHIFT+M → エラーメニュー表示(キー変更可)
インストール方法)
・afxckwをインストールする。
・afxmake.exe, afxmake*.bat, afxmake.iniをafxw.exeと同じフォルダに格納する。
・各batファイルを自分の環境用に編集する。(コンパイラのパスなど)
・次の設定例のようにafxw.keyを編集する。
・afxmake.iniに自分のエディタ用の設定を行う。
設定)
・afxw.key
K0026="3077&MENU "$~\afx_ckw.mnu""
K0027="1077&MENU .afxmake"
・afxmake.ini
[Config]
format = &EDIT +%d "%s"
※&EDITはあふで設定しているエディタ。%dは行番号。%sはファイル名。
※これはvimの設定例
使い方)
□java
1. javaのファイルにカーソルを当てて、CTRL+SHIFT+Mでckw用のメニューを表示する。
2. "javac"を選択する。
3. 入力ボックスが表示される。そのままRETURNキーを押す。
4. コンパイルが実行されて、エラー用のメニューファイルが表示される。
5. 警告メニューを見る場合は、"warning list"を選択する。
6. エラーや警告を選択すれば、指定したエディターで表示される。
※ ckwの内容は下のような感じ。afxmake_java.batでエラー内容をリダイレクトしてしまっているので、
なにも表示されていない・・・。
□vcproj
1. 拡張子vcprojにカーソルを当てて、CTRL+SHIFT+Mでckw用のメニューを表示する。
2. "vcbuild xxx"を選択する。
3. 入力ボックスが表示される。コンパイルオプションを修正するなら修正して、RETURNキーを押す。
4. コンパイルが実行されて、エラー用のメニューファイルが表示される。
5. 警告メニューを見る場合は、"warning list"を選択する。
6. エラーや警告を選択すれば、指定したエディターで表示される。
□WDM
1. ドライバのMakefile(sources)が存在するフォルダに移動して、CTRL+SHIFT+Mでckw用のメニューを表示する。
2. "WDM xxx"を選択する。
3. 入力ボックスが表示される。コンパイルオプションを修正するなら修正して、RETURNキーを押す。
4. コンパイルが実行されて、エラー用のメニューファイルが表示される。
5. エラーや警告を選択すれば、指定したエディターで表示される。
だうんろーど)
左側のメニューから以下をだうんろーどしてください。
・afx_ckw_20110417.zip
・afxmake_20110417.zip
antくらい対応したほうがいいか・・・
もっと機能強化し、対応するコンパイラを増やして、
あふを汎用的なIDEのベースにしたいな
重要なことを書き忘れた・・・
nyaosを使っているとうまくbatファイルが実行できないので、cmd.exeを起動してから実行してください。
ckwのメニューに「!! prepare build (execute cmd.exe) !!」を用意しておいたので、
nyaosを使ってる人はあらかじめこれを実行してから、各メニューを実行してください。
ラベル:afxmake