新vimスクリプトを紹介させていただきます。

今回ご紹介するプラグインは、「exdict.vim」です。
これはVisualStudioのインテリセンス的なあれや、APIのバルーンヘルプ(?)的なあ
れです。
できること・・・
・シンタックスハイライト
・インテリセンスもどき
・APIのインラインヘルプ表示
サポート言語は・・・
- c library
- win32api
- stl
- mfc
- posix
- Windows Kernel Api
- KMDF (Windows Driver Foundation)
- java (j2se6.0)
- php
- wpf
例1) シンタックスハイライト
ロードした辞書によりAPI名はハイライトされます。
例2) インテリセンスもどき
ロードした辞書から指定したキーワードでAPI等が補完メニュー表示されます。
例3) APIのインラインヘルプ表示
ロードした辞書からインラインヘルプが表示されます。
これを作った背景についてですが、まじめな補完であればCppOmniComplete等
タグファイルを使うプラグインを使えばよいのですが、
私としては・・・
・そんなに正確な補完は不要
・その都度タグ作るの面倒、かといって自動でタグなんて作りたくない
・動作はサクサクがいいのよね(補完のために動作が重くなるのは・・・)
・せっかくなのでAPIをハイライトしてほしい
使い分けとしては、以下のように使い分けるのがよいかと・・・
@よく使うAPI
→ 脳で記憶しておき、補完などにはたよらない。 (これが一番)
Aたまに使うAPI
→ API名はなんとなく覚えていて、引数のヒントがあれば思い出せる場合、
exdictに頼る。exdictで絞り込んで補完する。インラインヘルプで引数を確認する。
Bめったに使わないAPI
→ 覚えられないし、すぐ忘れるので、その都度マニュアルを調べる。
w3m.vimの出番ですね ☆
使い方は次のとおり。詳細はreadme.mdを参照
API補完のつかいかた)
1. ロードする(たとえばMFCとwin32apiの辞書をロード)
:Exdict mfc win32api
※ロードするとAPI名でハイライトされます。
2. 補完したい場面で
3. コマンド行に「input keyword:」と表示されるので、
キーワード等を入力する。(例えばCStringと入力する)
input keyword:CString
4. 指定したキーワードを情報に含むAPIが補完メニューに
表示されるので、選択する。
インラインヘルプのつかいかた)
1. ロードする(すでにロード済みなら不要)
2. 表示したいAPIの上で
3. 複数マッチする場合があるので、その場合は
る。
入力途中でインラインヘルプをみる)
1. 途中までキーワードを入力した状態で
+-----ここでを押す。
v
prin
+-----ここでも可
v
printf(xxx,xxx
2. コマンド行にヘルプが表示される。
3. 複数マッチする場合があるので、その場合は
る。
だうんろーど)
https://github.com/yuratomo/exdict.vim
い(ry
ラベル:vim exdict.vim